「漢方アロマ」神気シリーズ。その5

12月もあっと言う間に中旬ですね。。(;´Д`)
忘年会シーズンも佳境を迎えている頃でしょうか?(笑)
この12月と言う時期。
いったい何なんなの!?…っというぐらい、バタバタしますよね(笑)
〝師走〟って、他の言葉で表現しずらい割に、的を得ていてなんだか笑えて来ます(^^;)

 

さて今回は、漢方アロマ〝神気〟シリーズ「土」の属性の精油をご紹介です。
「土」は変容のエネルギーと言われます。
五行説の要素の始まりは、実は「土」であると言う説もあるのです。
その所以については、後半に記します。

 

間もなく、2018年が訪れると言うこの時期。
ここで一旦、ココロと身体を整えて、新たなスタートを迎えるべく、
土台をしっかりと見直してみるのはいかがでしょうか?
怒涛の年末を乗り切るためにも、良いかもしれませんよ(^^♪
「 軽(Kei) 」Soothe
配合成分:薄荷、陳皮、クラリセージ、砂仁、水添ヤシ油、ホホバ種子油、アーモンド油、
属性は「土」
経絡は「胃」「脾」

 

英文名ではスゥー、「なだめる」「安心させる」を意味する漢方アロマ。
中国語では、日本語と同じ軽いとか、少ないと言う意味を持つようです。
なだめるようにお腹を優しく鎮静します。 消化器系を守る精油です。
不規則な食生活や過度のストレスにより、弱ってしまった消化機能を正常に戻す効能があります。
それは栄養素の吸収も助けるコトになります。

 

<経絡「胃」「脾」の状態から見る具体的な症状>
▲虚の状態になっている場合▲
 顔色が黄色っぽくなり、腫れぼったくなります。
 肌や唇には艶はなく、汗もかきにくい体質になるようです。
 胃腸が弱い人が多く、呼吸器系の疾患にも注意が必要になります。
●実の状態になっている場合●
 味の好みが変わり、好き嫌いが多くなるようです。
 体臭がきつくなる傾向もあります。
 リュウマチ、神経痛に注意が必要です。
成長を続けカタチになり、実となる時期が、この「土」であると言われます。
結果として現れて、維持されていく様子。
変化して行くモノに対し、崩れやすく安定しない状態をフォローしてくれる、
そんな精油のようです。

 

「土」は五行の方角を見ると、中心を表しています。
そもそも、、、
季節「春夏秋冬」や方角「東西南北」等は、4つしかないんだから、
五行説には当てハマらないじゃん!っと思った方は、少なからずいると思います。

 

ですが、陰陽説と五行説が統合される際に、こんな説で順序が生成されたと言われています。
 太極が陰陽に分離し、陰の中で特に冷たい部分が北に移動して水行を生じ、
 次いで陽の中で特に熱い部分が南へ移動して火行を生じた。
 さらに残った陽気は東に移動し風となって散って木行を生じ、
 残った陰気が西に移動して金行を生じた。
 そして四方の各行から余った気が中央に集まって土行が生じた。

 

つまり、中心にある「土」には他の要素が全て存在しているコトから、
「土」が全ての始まりだと言う説が生まれたようです。
その中心は、陰陽の中心ともされていて、この「土」の場所で陰と陽が切り替わるとも
言われています。 
土用の丑の日の〝土用〟も、この五行説から来ています。
丑の日と言ってしまうと、夏に限られたコトになってしまいますが、
土用の期間は、四季の終わりに必ずあります。
つまり、季節の変わり目に当てはまって来ると言うコトです。

 

過ぎ去る季節と、迎える来る季節の間で、それぞれの性質を
静かに交替させるために、「土」はあります。

 

何事も、変化の時期にはバランスを崩しやすい。。
だから「土」時期に、次へ向けてきちんと備えようね!っと言うコトなんだと思います。

 

4つと思しき季節や方角も、こうして5大要素として、きちんと意味があるのです。
けっして、無理くり5大要素にしたワケではありませんよ(笑)

 

土は命も育むし、死者が還る所でもあります。
人間のエネルギーも土で作られるモノが多いですし、
「木」だって、「水」があっても「土」が無ければ生きられないし、
「土」があっても、土壌が良くなければ育つコトも出来ない。
そして全ての要素の中に、「土」は存在している。。。
…これが、土が全ての始まりだと言う所以なのです。
臓器の面から見ても、脾臓は栄養素を吸収する役割を持ちます。
なんとなく、全てを受けとめる〝母なる大地〟のようなイメージを
持ってしまうワタシです。

 

中医学しかり、風水や占いなどの元となっている陰陽五行説。
約4000年モノ歴史がある以上、様々な解釈がある事はいなめません。
だからこそ、ちょっとスピリチュアルっぽくて、どこかきな臭い印象を受ける人も
いらっしゃって当然だと思います。

 

だけど、実際にそれらが、今世まで残っていると言うコトは、
やはり実績があってこそだと、ワタシは思います。
そうじゃなければ「経絡測定器」なんて、開発されなかったでしょうから。。。

 

機器が開発されたコトによって、診断にブレがなくなります。
扱う人によって、診断が変わる事がありません。
その安心感は、やはり強いと思うし、何より〝未病を防ぐ〟と言った
中医学の考えは、素晴らしいモノであるし、残ってしかるべきだと思いませんか?

 

今回、漢方アロマ〝神気〟シリーズ8種を、ご紹介してきました。
陰陽五行説から、全てを理解しようと思うと大変ですが、一番お伝えしたいのは、
漢方アロマは、健康のバランスをとる事に優れていると言うコト。
それをご理解いただけたら、それだけで充分です。
次回は、さらに少し先?と言うのでしょうか?
中医学における感情の扱い、捉え方【七情】をご紹介します。
もちろん、五行とも五臓六腑とも関わりがありますし、 身体とココロは繋がっていると、
度々申し上げている以上、触れなければいけない部分でもあると思います。
楽しみにしててくださいね~(^^♪