セラピストとしての〝基本〟とは。

先日たまたま入った飲食店での出来事なんですが、

料理は普通に美味しく、コスパの良いお店だったのですが、、

オーダーを間違えられたんですよね。

 

まぁ、安めの飲食店だし、仕方ないかぁ…と言う

思いとウラハラに、自分の中には

『ちゃんと確認しろよ』と言う本心もありました(笑)

 

これ、何が起こっていると思います???

 

この店員、お客様のオーダーを聞いたつもりになって、

自分で勝手に別の商品だと決めつけたワケです。

 

まぁ、そんな不具合が起こらないように、

大半の飲食店では、オーダーを繰り返して、

聞き間違いがないか確認しますが、、、

たまたま私が入った飲食店では、その確認すらありませんでした。

シナさんと話をしている時に、

コレに似たような事例?が、セラピストでもある

と言うことに気づいたので、今月のコラムは

そんな話を取り上げたいと思います。

自分はちゃんと聞いているつもりになっているけど、

短いカウンセリングの中で、勝手に決めつけてること、

ありませんか?

 

例えば「肩が凝っている」と言う症状ひとつ取っても、

「忙しい」とか「パソコン」が原因であることが、

確かに多いかもしれませんが、、、

 

それって、本当にそれが原因なんでしょうか??

 

肩こりに限らず、症状には様々な原因が考えられます。

もしかしたら、この情報過多の時代、お客様自身が決めつけてしまっていることだってあるかもしれません。

 

ですが、その決めつけによって、原因となりえる様々な可能性をスルーしてしまうことになり、

結果的には、お客様はその症状に苦しみ続けることになりかねません。

 

まぁ、占いのようにあえて依存状態にしてリピートさせると言うサロンも、中にはあるのかもしれませんが、、、(-_-;)

その手のサロンは、長くは続かないでしょうね。。

だからこそ、セラピストの基本である「ただ話を聞く」と言う行為を

正しく身に着けることが大切なのです。

 

この「ただ話を聞く」と言う行為が、意外と難しい…。

 

シナさん曰く、、

〝人は自分の経験から、先の行動を作る生き物〟なので、無意識レベルで

自分の経験則と合わせてしまうんですよね。

 

普段の会話においても、相手の話が終わるまえに

「あー、分かる~!」って言ったりすることありませんか?!(笑)

最後まで話を聞いてないのにも関わらず、何に共感しているのかと言えば、

「自分の過去にあった経験」に合わせて、勝手に共感しているに過ぎない。

 

なぜか人は、それを正しいと思ってしまうし、

相手もそれで分かってくれたような気になってしまう不思議さ(笑)

 

まぁ日常会話においては、大きな支障はありませんが、

リラクゼーションサロン等ではどうでしょうか?

 

勝手に決めつけることによって、本当の原因に到達することはないでしょう。。

(たまたま当たることはあるかもしれませんが…)

 

ドラマ化された某有名漫画でも、こんなことが描かれていました。

「事実と真実は違う」

「事実は1つだが、真実はヒトの数だけある」

※写真は、公式ページよりお借りしました。

 

これを、こんな風に↓置き換えることが出来ると思うんですよね。

事実=肩こりなどの症状

真実=お客様の症状が出る原因

 

セラピストにとって、このお客様の真実に近づく事が、

良き施術に繋がっていくのだと、私は思いました。

セラピストの基本である「ただ話を聞く」と言う行為は

お客様の〝真実〟を聞くと言うこと。

 

もっと分かりやすく言うならば、勝手にジャッジせずに、

『フラットに物事を見る』と言うことです。

 

ただ聞く為の3つのポイントをご紹介しますね。

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①考えない

⇒お話を聞きながら、何か疑問を持つことがあると思いますが、

 その疑問について考えている間は、お客様の話を聞けていません。

 

②意味づけしない

⇒お話の内容によって、お客様がそう考える理由や意味を勝手に決めつけない。

 

③体験を重ね合わせない

⇒②も繋がることですが、ご自身の体験や他のお客様の情報と、

 全く同じ内容だとしても、同じものだと決めつけない。

---------------------

 

全く同じ話に聞こえても、お客様によってそこに至る過程や生じる感情は違います。

真実(=症状の原因)は、お客様の数だけあるのです。

 

ちなみに、この3つポイントは、シナさんが師と仰ぐ

「ぱんださん」のブログを参考にさせていただきましたので、こちらも併せてご参照ください!!

【ぱんだイズム】ただ話を聞くための3つのポイント | 株式会社ぱんだ堂 範田遥洸のブログ(ameblo.jp)

 

余談ですが、、

ただ話を聞くと言うことが、出来ていないセラピストさんは多いそうです。

 

カウンセリングの中で、

お客様の意図を汲もうとする前提があるのは、

みんな同じだと思います。

 

私の仕事でも、セラピストさんと同じようにお客様のお話を聞く機会があります。

それこそ、お客様の意図を汲もうとする部分は同じです。

 

ですが、自分では、ちゃんと聞いているつもりだったので、

このぱんださんブログを読んで、正直 混乱しました(苦笑)

 

私は話をしているうちから、気になるところは

話を止めてでも、質問しながらの方がきちんと理解できると思っていました。

 

向かっているゴールは同じなのに、なぜダメなの?っと思ったんですよね。

 

まぁ私のお仕事の場合、話が食い違ってこれば、何度も話を聞けるし

何度も修正することが出来るので、それが当たり前になっていましたが…

もし、話を「ただ聞く」ことができれば、そもそも修正にかかる時間が

省けるのかもしれないなぁ…と思ったりしました。

 

まずは、フラットに〝事実〟を受け止めることで、

私の場合は、修正時間がなくなって、、

セラピストさんの場合は、お客様がスムーズに改善に向かって、、

お客様との信頼関係も深まるかもしれませんね!

フラットに物事が見れて、はじめて施術が組み立てられるとシナさんは言います。

 

だけど、ただカウンセリングに時間をかければ良いと言うワケでもない。。

カウンセリングに時間をかければ、施術の時間が減ってしまう可能性もあり、

下手するとクレームものです。

 

だからこそ、限られた時間の中で『ただ話を聞く』ことに徹し、

気になる部分の質問をする。

ちなみに、シナさんのカウンセリングは短いですが、

その分【観察】をしてるそうです。

 

入ってきた時の姿勢

歩き方

肩の張り

声の大きさ

目の動向

息継ぎのタイミング

 

…等々の様子を見て、施術しながら話を聞くそうです。

これが出来れば、フラットに物事を見るヒントにもなるんじゃないでしょうか?!

それこそ経験値のあるシナさんだから、出来るコトなのか…

私には分かりませんが、試してみる価値はあると思います!

 

「フラットに物事を見る」カウンセリングのお手本には、

ぱんださんセッションがおすすめです(^^♪

   ↓ ↓ ↓

【7月・8月の個人セッション受付中です】 | 株式会社ぱんだ堂 範田遥洸のブログ (ameblo.jp)

   ↑この方が、ぱんださん

 

ぱんださんセッションには、いくつか種類がありますが、

シナさんのオススメは、『解呪セッション』と『全脳開花セッション』

 

セラピストとして、様々な悩みが出てくると思います。

そんな悩みのタネとなっている思考や行動を制限しているモノから

解放されるのが、解呪セッション。

 

そして、自分の強みや器を広げてくれるのが全脳開花セッション。

 

ちとザックリすぎる内容説明になってしまいましたが…(;^ω^)

どちらも、自分らしく生きやすくなるセッションなので、

セラピストとして影響力も引き出し、必ず力になってくれる内容です!

(詳細は、上記のURLのブログを確認してくださいね!)

 

さらに、「ただ聞くこと」の極意も目の当たりにできるかも?(笑)

ぜひお試しくださいね(^^♪

 

基本的に、うまくいかないときってパターンにハマる事が多いので、

一度それもフラットに、見直せるといいですね☆