「漢方アロマ」神気シリーズ。その1

漢方アロマ〝神気〟シリーズの2回目は、各漢方アロマの
具体的な効能をご紹介していきます。

 

・・・が、その前に。
効能をご紹介するにあたって、先に触れておきたい基本的概念がもう1つ。
それが「虚実(きょじつ)」です。
ちなみに辞書で引いてみると、
① 虚と実。うそとまこと。 ② 実体のあることとないこと。…っと出て来ます。

 

漢方用語の「虚実」とは〝体質を表す〟考え方となっています。
対処療法である西洋医学では、検査結果のもと薬を選びますが、
中医学では、その人の体質を重視して薬を選びます。
虚実は、陰陽と同じで、相反する意味合いを帯びながらも相互依存している状態で
「虚」は、体に必要なモノが不足している状態
「実」は、体に必要なモノが過剰になっている状態を表します。
以前のコラムでは、「虚」=からっぽ「実」=詰まり過ぎと表現しました。

 

少なくても、多すぎても健康を害する原因となります。
そのバランスを数値化できるのが「経絡測定器」なんです。
経絡上にあるツボをたどって出てきた数値で、内臓やメンタル面の状態を
図り知る事ができるのです。
前回、お伝えした〝五行〟の五角形が、キレイに整っている状態とは、
この数値で確認することが出来ます。

 

五行説の「相生(相手を強める)」「相剋(相手を弱める)」と言うのは、
この虚の状態、実の状態に絡んで考えられるワケです。
つまり、虚の状態(不足)であれば、相生効果を狙って精油が選ばれ、
実の状態(過剰)であれば、相剋効果を狙って精油が選ばれます。

 

今のご自身の現状を、まずは受け入れるコトが大切だと思います。
体験会で、ぜひ一度ご自身の身体の状態を計測してみて下さいね!
さて、やっとここから、実際の精油の効能についてお話していきますね。

 

ちなみに、シーズで取り扱っているの「ケイオーフレックス社」の神気アロマは、
100%天然の素材で、なんと飲む漢方薬と同じ配合で作らています。
前回から度々お伝えしておりますが、心と身体へのより高い効果を見込めると言う事が
それだけでもお分かり頂けるかと思います。

 

それを前提に、読み進めていって下さいね☆(*‘∀‘)

 

◆「 緩(Kan) 」Relax
配合成分:乳香、センキュウ、没薬、ジンジャー、水添ヤシ油、ホホバ種子油、アーモンド油
属性:「火」
経絡:「心」「小腸」

 

英文名ではリラックスと呼ばれ、「緩める」「力を抜く」と言った意味合いを持ちます。
筋肉のために研究開発されたオイルです。
アスリートのトレーニング前後の筋肉ケア、リハビリなどに最適です。
肩、首、腰、背中の張りや痛みを解きほぐしし、循環を活性化し、
疲労感と筋肉痛を和らげるため、アスリートに限らずとも、凝りにお悩みの方に良さそうですね。



◆「 定(Tei) 」Calm
配合成分:ラベンダー、オレンジスウィート、石菖蒲
属性は「火」
経絡は「心」「小腸」

 

英文名ではカーム、「落ち着く」「静かな」を意味する漢方アロマ。
定は中国語でも、カームと同じ意味合いを持つようです。
穏やかな精神の落ち着きと、質のよい睡眠をもたらします。
自律神経を整え、うつ傾向にある現代人に最も必要な精油かもしれません。
勢いずいて、生き急ぎがちになるココロを落ち着かせてくれるイメージでしょうか。
何においても、原因として挙がってくる〝ストレス〟から解き放ってくれます。
最初にご紹介した2つの精油は、「火」の属性。
「火」は具現化するエネルギーと言われ、植物で言うと花を咲かせる頃にあたります。
己を成り立たせる、っと言う感じなのかもしれません。
だからこそ、「火」はアイデンティティーに関わっていると言われ、
「心」「小腸」の機能が低下すると傷つきやすくなり、自己評価が低くなるとも言われています。

 

五行説の1つ、五神では「神」が火の属性にあたります。
「神」は感情と知性のエネルギーであり、精神活動の中心です。
この五神を調和させ、維持させる中心でもあるコトを考えると、ここに「心」が
属しているのも妙に納得しちゃいますよね。

 

<経絡「心」「小腸」の状態から見る具体的な症状>
▲虚の状態になっている場合▲
 低血圧気味で、冷え性になったりします。
 足が冷えて頭が火照る、冷えのぼせと言った症状もあるようです。
●実の状態になっている場合●
 焦りやイライラ、ニキビなどの症状があり、心筋梗塞や血栓にも注意が必要です。
全てにおいて関連性があると思うと、ついつい書きたくなってしまうのですが、、
五行説に関わったコトを書いてしまうと、かえってややこしいかもしれませんね(^^;)

 

それこそ『バランス』が難しいですのが(笑)
陰陽五行説って、詳しいコトを知らなければ〝スピリチュアル系〟の
イメージだったりしませんか?
だからこそ余計に知識欲をくすぐられると言うか、、
気になると、どんどん深みにハマると言う。
ワタシの悪いクセかもしれません(苦笑)
もちろん、実際のシーズの施術では、スタッフに全てお任せ頂ければ大丈夫です。
気になる疑問や相談を受けた上で、精油を選び施術を行います。

 

ワタシ個人的には、施術にはスタッフとの相性と言うのでしょうか?
互いの〝気の流れ〟なんかも、関わってくるような気がしています。
その時の自覚症状だったり、測定器での診断だったり、担当スタッフだったり、
全てがそのタイミングで、必然的に目の前にやってきていると思うのです。

 

このコラムを目にした貴方も、何かに引き寄せられたのかもしれません。
ぜひ一度、その流れに乗ってみてはいかがでしょうか?