ココロのケアも大切に(前編)

令和の時代が始まり、半月が過ぎようとしています。
あの10連休が遠い昔に感じられる人もいるのではないでしょうか?(笑)

 

これだけの長い連休は、なかなかありませんからね。身体も頭も切り替えが大変ですよね。

 

新年度が始まり、環境が変わって緊張や疲れがピークに達する中、この長期連休で
張りつめていた糸がプツッと切れてしまい、精神的に不安定な状態になるのが『五月病』。
あなたは、大丈夫ですか?

変化が大きくなればなるほど、より頑張ろうと余計なチカラが入ってしまうため、
自分で思っている以上に、心労を溜め込んでしまうことが多いようです。

 

なんとなく気分が優れずやる気が出なかったり、食欲が落ちたり、不安感に襲われたり…。
生活・職場環境などの外的なストレス要因で発症するこれらの症状。
五月に関わらず、何かしらストレスはかかりますからね(;´Д`)
気づかないうちに、発症している方もいるかもしれませんね。

 

ちなみに「五月病」は正式な病名ではなく、医学的には『適応障害』と診断されるそうです。
こうやって聞くと、ちょっと怖いですよね…
ストレスの影響力は、それだけ強いと言うことを、是非知っていて欲しいのです。

 

これまでのコラムでも、体調不良の原因として何度も登場している〝ストレス〟
あなた本来の笑顔とパワーを引き出すためには、心と身体、両方とも大切なのです。

 

今月は、心の側面から身体にどんな影響を及ぼすのか、お伝えしていきます。

ストレスを受けると、脳がそれに対処するために身体に様々な指令を出しますが、
ストレスが過剰になれば、脳の処理も増えることになり、当然疲労します…(;´Д`)
ここ最近になって、シーズだけでなく、一般的にヘッドスパが人気になっているのは、
ストレス過多の時代になってきているからだとも言えるかもしれません。

 

先月も、ストレスや眼精疲労が原因で、頭皮が硬くなると言うお話をしましたが、
東洋医学的な観点から見ると、ストレスの「種類」によって硬くなる場所が違うとされています。

 

心労は左肩甲骨あたり。
悲しい時は背中の真ん中。
怒っている時は右肋骨あたり
時間に追われてるとか焦っている時は、顔や肩
…などなど。
こんな風に、心にかかっている負荷の内容によって、身体に反応が出るのです。

 

シナさんのお話だと、その部分がちいさなコブみたいに盛り上がっているらしく、
身体をよく触っているセラピストの方々には、よく分かるお話みたいです。

メンタル系のお悩みと言うのは、なかなか解決されないからこそ、身体がそっちに
引っ張られるかのように、ズルズルと体調を崩していきます。

 

これを心の側面から解決をしていこうとするのがカウンセリングですが、
『五月病』ぐらいの症状では、そこまで重篤ではないと思ってしまいますよね(;^ω^)
だからこそ、身体の状態をもっと気にかけてあげて欲しいのです。

 

どんな症状にしても、軽いうちに対処するのが一番ですからね!
ボディケアは皆さまが思っている以上に、メンタル系の疲労を癒してくれます。

シーズでは、メンタル系の疲労には『アロマトリートメント』をお薦めさせて頂いてます。
その理由は2つ。
①タッチングケアでオキシトシンが放出されるから。
オキシトシンは、別名『幸せホルモン』と呼ばれているホルモンの一種です。
元々、ストレスから身体を守るために分泌されるストレスホルモンも、過剰分泌されると
ホルモンバランスが崩れて、体調に影響を及ぼします。

 

オキシトシンは、そのストレスホルモンの過剰分泌を抑える効果があるとされています。
つまり、オキシトシンの分泌量が多ければストレス状態に耐えられるのです。

 

②精油の芳香成分が脳の視床下部に働くから。
脳の視床下部とは、自律神経系の中枢にあって、自律機能の調整・統合を行う働きがあるため、
体調を整えやすくなるのです。先に述べたホルモンの分泌量なども整えてくれます。

 

アロマの芳香成分は、体内に吸収されやすく、ほどよく刺激を与えるようなイメージで
身体の機能回復に努めてくれるのです。

 

だから…『アロマトリートメント』なのです。
香りでリラックス~♪的なイメージでも、間違いではないのですが(笑)
これだけきちんとした根拠もあると、選択もしやすくなるんじゃないかと思います。

 

ストレス疲労を感じている方は、ぜひ一度、試してみて下さいね。

 

後編では、シーズでできるストレス対処の別のアプローチ方法をお話してみたいと思います!
お楽しみに~。