キーワードは「舌位」!簡単「噛みしめ」ケアで美顔をかなえるには?

前回のコラムでは、

 

あなたの頭痛や肩こりの原因が無意識な「噛みしめ」にあるかも?

 

というお話をしました。 

 

気付かぬうちに習慣化してしまっているかもしれない「噛みしめ」や「食いしばり」。

 

そんなチェックポイントとして、

 

①奥歯がなんとなく平らな気がする

②下あごの内側が出っ張っている

③上あごの真ん中が出っ張っている

④耳の穴の前を押すと痛みがある(顎関節部)

⑤エラの筋肉を押すと痛みや張りがある

⑥舌が歯に触れていることが多い

⑦肩こりや頭痛がひどい

 

 

 

これらを確認してみて、3つ以上当てはまる項目があると「噛みしめ」や「食いしばり」をしてしまっている可能性が高いかも?

 

その中でもひとつ、気にしてみてもらいたいのが、

 

⑥舌が歯に触れていることが多い

 

というポイントです。

 

噛みしめが気になる方も、そうでない方も

 

自分の舌がどんな位置にあるか?

 

と確認してみてもらいたいんですね。

 

この舌の位置の乱れがきっかけになって、「噛みしめ」を起こしやすくなるんです。

 

〜正しい舌の位置は大黒柱〜

 

では、正しい舌の位置とはどんなものか?

 

それは

 

『舌先が上あごに触れている』

 

くらいのポジションができているかどうかが目安になります。

上あごに舌が触れることで、上あごの支えを舌が引き受けてくれるため、唇を閉じた際に上の歯と下の歯の間にスペースが生まれるのが大事なんです。

 

つまり、口を閉じる=口の中で歯は噛み合っていない状態になっているかがポイントになります。

 

悪い舌の位置は、

 

前に出すぎて歯の裏に舌が触れている

下あごの歯の上に舌の両側がもたれるくらい落ち込んでいる

 

といった状態です。

 

そして、口を閉じている時に上下の歯が絶えず触れ合っているのも、舌の位置が悪い目安。

 

これによってものを噛む・磨り潰す動きを行うのと同じ形に絶え間なく準備しているのと同じになるわけです。

 

〜唇を合わせた時に歯はどうなっているか?〜

唇を合わせた時、口の中で歯が上下触れ合っていませんか?

 

ここに無意識に噛みしめが起こる秘密があります。

 

下あごは本来、ぶら下がるような形で頭蓋骨にくっついています。

 

口の中では舌が大黒柱のようになり、口の中のスペースを確保してくれていて、歯と歯がぶつかることはありません。

 

しかし、舌位が悪く平常時でも上下の歯が噛み合っているとどうなるか?

 

下あごが頭蓋骨の方に引き上げられ、絶えず噛む位置に置かれてしまえば、筋肉の緊張とともにより深く歯がぶつかるポジションをとってしまうことになります。

 

身体の中でも、噛む筋肉の力は強力なもの。

 

強い力を持った噛む筋肉へ緊張から収縮が起こってしまえば、意識なく噛みしめが引き起こされ、加えて首や肩にもその緊張が伝わり続けます。

 

舌の位置の乱れから生まれるこんなメカニズムから、噛みしめや食いしばり、そして原因のわかりにくい不調・自律神経症状なども現れているかもしれないんですね。

 

 

そんな噛みしめが習慣化してしまい、長期的にこんなことが繰り返されることで下あごにつく靭帯なども固くなり、より密度高く歯を合わせることにもなります。

 

顎関節症といった病気にもつながりますし、顔が大きく見えるなど美容面でのお悩みにもつながる。

 

舌の位置ひとつでも、そのくらい色んなことの原因になっているかもしれないんです。

 

では、「対策はないのか?」ですよね。

 

〜舌の位置を変えて確認してみたいこと〜

 

これについては簡単で、舌の位置を変える練習をすればOKです。

 

確認の仕方のとってもシンプルです。

 

自分の舌を上あごに触れらせ、鼻呼吸をしてみましょう。

 

鼻からの空気の流れを一番スムーズに感じられる舌の置き場を探してみてください。

 

悪い位置に舌を置いていると、空気の通りが悪く感じますよ。

 

また舌の位置を変えて身体を動かしてみる事でも、足の運びや腕の上がり方に変化を感じることができます。

 

口の中で色々と位置を変化させながら、その場で足踏みなどをしてみてください。

 

脚の上がりを軽く感じられるポイントがあれば、そこが正しい舌の位置。

 

その舌位を意識して、ゆったり呼吸を繰り返す。

 

そして、ここが正しい位置なんだと自分の脳へ修正するよう、意識していくのが大切です。

 

舌の位置一つでも、肩こり予防や小顔対策、自律神経のケアにもなる。

 

舌位についてのお話や噛みしめへのケア方法としては、さとう式リンパケアのセルフメンテナンステクニックたちもおすすめです。

 

こちらのご案内は、お店で詳しくお話しますので、お気軽にご相談くださいね。