コロナアフターの生活に意識したい大事な習慣は「◯つ」こと

季節も暑さを感じる時期になり、コロナウイルスの喧騒から以前のような日常を少しづつ取り戻せてきました。

まだまだ感染に対しての注意は必要ですが、素直に喜びたいことですよね。

 

今回のコロナウイルスの騒動が私たちにもたらした変化は、新しい生活スタイルを考えるきっかけになりました。

これまでは当たり前だったものが、大きく変化していく。

 

その中でも目立ったのが

 

『リモートワーク』

 

でした。

 

リモートワークが今後も採用され、朝の満員電車に乗らずに済むようになる…これだけでもかなりの生活ストレスの緩和になるのではないでしょうか?


ちょっとしたことですが、こころとからだの負担を少なくてしてくれる変化に違いありません。

 

そんな新しい生活習慣への変化ですが、いいことの側面と同時に身体によくないことに繋がってしまう可能性も考えないといけない。

 

ここであなたに聞いてみたいのが、

 

《自粛生活の中で、あなたは1日どのくらい座っていましたか?》

 

という質問です。

 

リモートワークや自粛生活の弊害として考えたいのは、

 

「立つ時間が大幅に減ってしまった」

 

という点なんです。

〜あなたは1日に何時間立っていますか?〜 

リモートワーク生活でなくなったものの一つが『通勤』です。

 

新しい生活の中で通勤の時間がなくなったという方は多くいると思います。

いい変化ではあるものの、無くなってしまった生活活動時間の代表です。

 

通勤によって『自宅〜会社』の移動を行うため、必然的に立つ・歩くということが行われていました。

 

1日の中で運動のための時間を敢えて確保しない生活だったとしても、移動という生活習慣によって立つ・歩くことは最低限していたわけです。

 

通勤による平均的歩数を調べたデータによると、

 

男性 約8000歩弱
女性 約7000歩弱

 

という結果が厚生省などからも発表されています。

 

週休2日としても、1週間であれば35000歩〜40000歩の活動量に相当するもの。

 

外を歩くことを控える環境であったからこそですが、生活様式の変化によって立つ・歩くという運動量があなたから失われてしまったかもしれません。

もちろん家事をたくさん行うことで、逆に活動量が増えたという方もいらっしゃると思います。

 

1日の中で立っている時間は、

 

・料理

・掃除

・洗濯

・トイレ

・お風呂

 

などの活動が該当します。

24時間という枠組の中で睡眠時間を引いたものが活動時間となるわけですが、自分はどのくらい『立っているか』を改めて認識してみてはいかがでしょうか?

 

〜2足歩行ができる『立つ』生物としての人間〜


立つことによって人間の能力は発揮されます。

 

2足歩行という身体機能を獲得したことは、脳の働きを活性化するなど動物的にスイッチがしっかりと入った状態をつくるトリガーになります。

 

また、身体の中の筋肉の半分以上を占めるのは下半身です。

 

脚部の血液を循環させるには、下半身の筋肉の動きが不可欠。

 

立つことで下半身の筋肉が刺激を受け、さらには歩くことで血液の循環が高まり、身体の活発な状態を維持してくれます。

 

1日の中で非活動時間が12時間を越えると、病気にかかりやすいといった身体的なマイナスリスクが一気に高まるというデータもあります。

 

立っていない時間が長くなればなるほど身体に悪い影響が出るのは、高齢者の寝たきりがよくないというイメージからも想像できるのではないでしょうか。

 

とはいえ、一つ気付きが得られたなら取り戻すのも簡単です。

リモートワークが続くならタイミングをみて作業を立ちながらやるもよし、ちょっとしたスクワットから始めればいいんです。

 

スタンディングデスクなんてものも流行りのようですし、そんな環境でステッパーを踏みながら仕事に取り組むのもいいかもしれません。

 

便利になることで、当たり前なことは忘れがちになるもの。

 

自粛生活の運動不足…というキーワードとしてだけでなく、生活の変化から気付かずに失われていくものもあるので、簡単なことで対策していきたいですよね。