お顔のゆがみが気になる時は、ほっぺたをほぐしてみてください

「最近、顔のゆがみが気になる…」とお悩みではありませんか?顔の左右差やバランスの乱れは、放っておくとさらに気になる状態に進行する可能性があります。セルフケアを行うことで、その多くは改善が期待できます。

今回は、顔のゆがみの主な原因と簡単にできるセルフケア方法について解説します。

顔のゆがみを考える

顔のバランスを主な原因はさまざまですが、中でも大きな懸念として以下の習慣が挙げられます。

1.かみしめ・食いしばり

無意識に歯を噛み合わせる「ブラキシズム(Bruxism)」が顔のゆがみの大きな継続です。
この現象は、主に以下のような状態です。

  • 日中の緊張状態やストレスによる無意識の瞬間緊張筋
  • 睡眠中の歯ぎしりや食いしばり(ナイトブラキシズム)
  • デスクワークやスマートフォン操作中に無意識で発生する遊びしめ

これらは、顔面の筋肉、特に咬筋(こうきん)や側頭筋(そくとうきん)に過剰な負荷をかけます。

2.筋肉のアンバランス

顔には30種類以上の表情筋があり、それらが連動して動くことで表情が作られますが、無意識の癖や一方の筋肉だけを多用する習慣で、筋肉のアンバランスを繰り返します。

モダイオラスに注目したセルフケアの重要性

顔の筋肉の調整ポイントとして、特に注目すべきなのがモダイオラス(Modiolus)です。
モダイオラスは、口角(こうかく)付近の筋肉が交差する部位で、顔面筋のハブのような役割をあります。

モダイオラスが硬くなると

  • 口角が下がり、表情が少し見える
  • 頬骨の位置が不安定になり、顔全体のバランスが崩れる
  • 首や肩の筋肉とも関連して、全身のコリが強い

セルフケア方法:モダイオラスをほぐして顔のバランスを整える

以下のセルフケアを実践することで、モダイオラス周辺の緊張を保ち、顔全体のバランスを整える効果が期待できます。

ステップ1: モダイオラスの位置を確認する

モダイオラスは、ほほ骨の下から口角の間の位置にあります。

ステップ2: 筋肉をほぐす

  • 指の腹で円を描くように優しくマッサージします。
  • 力を入れすぎず、心地よい圧力を意識してください。
  • 一回1~2分程度、ゆっくりほぐします。

ステップ3: リンパの流れを補う

ほぐした後は、口角から耳下腺(耳下あたり)に向けて、軽く撫でるように老廃物を流します。これにより、リンパの流れが促進され、むくみやコリの解消にもつながります。

その他の改善方法

1.咬筋のストレッチ

噛み筋は簡単な噛みしめ動作で最も負荷がかかる筋肉です。
以下のようにストレッチを楽しみます。

  1. 口を「ア」の形に開け、ゆっくり閉じる動作を10回繰り返します。
  2. 指先で咬筋部分を軽く押しながら、深呼吸を行います。

2. 姿勢改善

悪い姿勢は、首や肩の筋肉を緊張させ、顔の筋肉まで影響を与えます。
日常的に骨盤を立てた正しい姿勢を意識することが大切です。

3. 専門的ケア

セルフケアだけで改善が難しい場合は、フェイシャルトリートメント整体などの専門的な施術を検討しましょう。

最後に:日々の習慣を見直して、健康的なバランスの整った顔へ

顔のゆがみは、生活習慣無意識の癖が無くなったり徐々に生じます。
今回ご紹介したセルフケアを日常に取り入れて、少しずつ改善を目指してください。

日々のケアと意識で、より健康的なバランスの取れた顔になっていきます!
気になることがあれば、専門家への相談も併せてご検討ください。