なぜ睡眠が大切なのか? 【後編】

今月は『睡眠』をテーマにお話しをしています。
前回はなぜ眠くなり、どうして睡眠が必要なのか?っと言うお話をさせて頂きました。
ヒトは生まれ持って、睡眠のメカニズムを持ち合わせているのに、、、
なぜ〝眠れない〟と言う現象が起こるのか…?

 

不思議ですよね~(笑)

 

「寝ないと生きていけない」と言っている以上、それをひっくり返せば
生きていると言うコトは、少なからず眠れてはいると言うことになります。

 

問題は『睡眠の質』
今のご時世ではよく聞く話ですですが、これは簡単に言ってしまえば、
眠りが浅く『脳が休めていない』と言うこと。

睡眠のメカニズムは「睡眠欲求」と「覚醒」によって、成り立っています。
そして睡眠にも2種類の状態があります。
ご存知の方も多いと思いますが、所謂「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」と言われる状態です。

 

大脳を休ませてくれるのは『ノンレム睡眠』時で、血流や代謝などの活動を鎮めて
意識レベルを下げ休息しています。

 

一般的に「眠りの浅い状態=レム睡眠」、「ぐっすり寝ている状態=ノンレム睡眠」とされ、
このレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すようなパターンになっていますが、
よく眠れないと言う人ヒトは、レム睡眠が続いてしまっている状態と言えるかもしれません。

 

ちなみに、ノンレム睡眠の中でも、眠りの深さによって4段階に分かれており、
脳は眠りが非常に不足している時は、深いノンレム睡眠をたくさん取るように指令をだし、
そうじゃな時には、浅い眠りを多くする指令を出しているそうです。

 

逆にレム睡眠は、心身ともに覚醒への準備状態で、脳を活動するように切り替えるため、
その時に〝記憶〟が整理されると言う事も解ってきたと言われています。

眠りが浅くなってしまう主な原因は、
・体内時計の乱れ
・自律神経の乱れ
・睡眠ホルモンと言われる「メラトニン」の減少

 

これらの原因等によって眠れないと言うヒトは、頭皮が硬くなっている方が多いです。
頭皮が硬いと言うのは、脳の筋肉が凝ってしまっている状態…(;´Д`)
過去のコラム(参照:頭が硬いとどんな事が起こる?)でもお伝えしていますが、
主な原因は血行不良です。

 

肩こりと同じような現象で、美容院のシャンプーやヘッドスバなどで眠くなるのは、
頭を刺激されて、血流がよくなることによってリラックスした状態を生み出すからなのです。

 

ちなみに〝熟睡〟とは、自律神経のひとつである「副交感神経」が優位になって、
リラックスして眠っている状態と言われます。

リラックスと言うのがポイントで、日中うけた外部刺激(ストレス)などによって、
交換神経が優位な状態のままだと、脳は覚醒状態なので質の良い睡眠を取ることは出来ません…。

 

それは、睡眠ホルモン「メラトニン」に関しても同様で。
通常、メラトニンは朝日を浴びてから約14~16時間後に分泌を開始するといわれています。
つまりは、メラトニンが分泌されると眠くなるシステム。
一般的には、メラトニンは夜になると分泌量が増え、明るい所にいると分泌量が減ると
されていますが、実際には体温も関連していて、昼間の体温が高い時には分泌が少なく
夜間に体温が下がってくると分泌が増えます。

 

生活環境などの変化で、体温調節が極端になったり、何より強い光を見る時間帯が
増えたために、メラトニンの分泌量に影響を与えていると考えられます。

 

ちなみに、メラトニンは6歳ごろに最も分泌量が多くなり、その後は低下する一方で、
高齢の方が寝付きにくかったり、夜中に目覚める、早朝に目覚めるなどの睡眠障害を起こすのも、
睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌量が減少することが原因なのです。

気が付けば『ちなみに…』っと言う言葉を、多用してますね(笑)
睡眠に関する情報は、それだけ内容量が多くて深いために、部分的に取り上げられた情報が、
間違って伝えられたりしてしまうことが多々あるのです。

 

正しい情報をきちんと理解することが大切、っと言うのはその為です。

 

だからこそ、個人的にはプロを頼るべきだと思うワケで。
睡眠ってホントに影響力が強くて、カラダの不調からメンタルにも響いてきます。
睡眠不足は、判断力や思考力、やる気さえも低下してしまので、やることなすこと
上手く行かずにストレスが溜まって、うつ症状に繋がる可能性もあるのです。

 

そして、一番のハードルは、〝ヒトによって睡眠の形が違うこと〟

 

当たり前のことを言っているだけに聞こえるかもしれませんが、
同じモノがないと言うことは、善し悪しの判断がつけずらくなるため、
誤った処置を選択するリスクが高いと言うこと。

 

そんなリスクを少しでも回避してもらうために、リラクゼーションサロンはあると思うのです。

 

ボディケアやリラクゼーションの目的って、誰しも〝自分を大切にする〟って所に
ベクトルが向いていると思うんです。
自己犠牲が美徳って、嫌なヒトも居ると思うんですよね(笑)
…っと言うか、自分が満たされてもいないのに、犠牲になれるヒトいるんでしょうか?w

 

そう考えるとリラクゼーションサロンは、心の余裕を生み出す場所でもあるかもしれません。

 

なんせお昼の時間の短時間睡眠は、集中力や思考力の改善に繋がるし
なにより頭がスッキリするので、気持ちの切り替えにも最適なのです。

 

自覚症状がない方も、中にはいらっしゃるかもしれませんが、
なんとなぁ~く体調がすぐれないとか、必要以上の眠気などある場合は、まず「睡眠の質」を
見直してみるといいかもしれません。

 

シーズメニューの〝脳休息ヘッドスパ〟で、睡眠の質が変わるかもしれません(^^♪
セラピストとして、睡眠についてより深く学びたい方はスクールがお勧めです。
ぜひ一度、試してみて下さいね~。